2011年6月7日火曜日

映像:チェルノブイリ「フクシマ」への教訓

高世 仁さんというジャーナリストによるチェリノブイリ取材です。テレビが取り上げてくれないのでyoutubeに載せているということです。福島原発事故の後に取材しているので、すべてがとてもリアルというか、生々しく感じられます。チェリノブイリ被害者の証言は衝撃的です。そして、25年経っても決して風化できない痛みが感じられます。
これを見て、一刻も早く福島と周辺地域の汚染の実態を調査し、明らかにすべきだという思いが強まりました。チェリノブイリ被害者と同じ思いをする人が出るのを何とか食い止めなければならないと思います。

より抜粋:
原発事故から25年、チェルノブイリはどうなっているのか。福島原発事故の直後にジャーナリスト・高世 仁(ジン・ネット代表)が現地取材。独自映像を5本シリーズで公開する。取材VTR終了後、高世の解説付き。



















2011年6月6日月曜日

記者会見:ブルーノ・シャレイロン・クリラッド(CRIIRAD)研究所長 2011.6.1

チェルノブイリ原発事故後に設立され、放射能汚染と原子力に関する危険性について調査し、市民への情報提供を目的とした独立団体であるCRIIRADの所長の(福島を現地調査しての)記者会見です。(記者会見は日本語とフランス語です)

Commission de Recherche et d'Information Indépendantes sur la Radioactivité, or CRIIRAD, a French NGO which specializes in the analysis of radioactivity in the environment, came to Fukushima to monitor radioactivity. CRIIRAD was created in the aftermath of the Chernobyl catastrophe on April 26, 1986. (The press conference is IN FRENCH, and JAPANESE)




http://www.youtube.com/watch?v=qq11XxEaAIoより一部抜粋:
福島県の放射能汚染状況を現地調査したフランスの放射能測定調査民間機関、クリラッド(CRIIRAD、放射能調査情報提供独立委員会)のシャレイロン氏が記者会見し、福­島第一原発事故による放射能汚染の現状報告と対策を話した。

≪日本政府の年間20ミリシーベルトの許容基準は高すぎる。もっと低い値に設定すべきだ≫

シャレイロン氏は、原発事故後、日本の市民には放射線の情報が与えられず、放射能から守られていなかった、と指摘した。これまでに市民が、外部被ばくや内部被ばくでどれだ­けの放射線を被ばくしたのかを把握するよう求めた。シャレイロン氏によると、通常の被ばく線量上限は年間1ミリシーベルトだが、日立市で測定したところ、1日12時間、屋­外にいると12カ月間で1ミリシーベルトを超えることになるという。福島市でも、「地上1メートルの地点で通常の10倍から20倍の値を測定した」という。市民が自分たち­で放射線量を測定すると政府に許容量を引き下げるよう求める足掛かりになる、と説明した。また福島第一原発から放出され続けている放射能を常時測定するシステムがないこと­にも疑問を呈した。

司会 日本記者クラブ企画委員 会田弘継(共同通信)

クリラッドのホームページにある福島第一原発事故の日本語訳サイト


2011年6月4日土曜日

今頃明らかになる事故当時の汚染状況

今頃になって出てくる恐ろしいデータの数々。

行政はデータの後出しをする度に、「公表が遅くなって反省している」と言っていますが、だったら、これからは後出しをやめることを宣言し、即時公開するのがせめての誠意ではないかと思います。


1.福島民友HPより(青字化、傍線筆者)
国と県、川俣と福島の高線量値公表せず
 県が3月15日に実施した雑草の放射能濃度や空気中の放射線量の測定で、川俣町山木屋地区や福島市 立子山地区の国道114号沿いなどで高線量の放射性物質が検出されたが、国も県も公表していなかったことが3日、政府原子力災害現地対策本部(オフサイト センター)と県の発表で分かった。
県は当時、現地対策本部が実施する環境放射線の継続監視体制の中で測定を担当し、文部科学省が公表することになっていたことから「国が発表するものと考 えていた。県が測定データを持ちながら、公表できなかったことに反省すべき点があった」と陳謝した。
空間線量率は、山木屋地区で15日午後2時台に測定上限の1時間当たり30マイクロシーベルトを超えた。同6時21分には福島市立子山でも7.33マイクロシーベルトが測定された。
(2011年6月4日 福島民友ニュース)

2.河北オンラインネットワークより(青字化、傍線筆者)

福島市などの雑草から高濃度放射能 原発事故直後

 政府の原子力災害現地対策本部と福島県災害対策本部は3日、福島第1原発事故が 発生した直後の3月15日に、福島市など4カ所で採取した雑草から1キログラム当たり30万~135万ベクレルと非常に高い放射能を検出しながら、発表していなかったことを明らかにした。事故で放出された放射性物質が付着したためとみられる。
食品衛生法による野菜の暫定基準値は放射性ヨウ素が2000ベクレル、セシウムが500ベクレル(いずれも1キロ当たり)。付近で栽培された野菜を食べたり農作業を行っていたりすれば、放射性物質を摂取した危険性もあり、政府や県の情報公開の姿勢が問われそうだ。
最も高かったのは、福島市立子山でヨウ素119万ベクレル、セシウム16万9000ベクレルの計135万9000ベクレル。さらに川俣町役場近くでヨウ素 123万ベクレル、セシウム10万9000ベクレルの計133万9000ベクレル。田村市船引町新舘でヨウ素86万2000ベクレル、セシウム10万 6000ベクレルの計96万8000ベクレル、同市の阿武隈高原サービスエリアでヨウ素27万7000ベクレル、セシウム3万1100ベクレルの30万 8100ベクレルを検出した。
政府と県によると、測定は県原子力センター福島支所が実施。データを政府の原子力災害対策本部に集約し公表するはずだったが、事故直後の混乱でデータが紛れるなどしたという。
 県原子力安全対策課の小山吉弘課長は「公表されるべきだったが、結果的に抜け落ち、未公表自体にも気付かなかった。大変申し訳ない」と話している。

2011年06月04日土曜日

3.読売オンラインより(青字化、傍線筆者) 

千度以上示す核物質、3月12日に検出していた

東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。


経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。

事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。

テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。
(2011年6月3日23時09分 読売新聞)

2011年6月3日金曜日

SPEEDIによる予測結果の即時発表の要請をしませんか?

本ブログでも紹介したドイツ気象庁の拡散予測ですが、
5/31をもって予報文の更新が修了したということです。 シミュレーションは引き続き行うようです。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329

そこで予報文の日本語訳を提供してくださっていた山本堪さんが以下のような呼びかけをしています。賛同できる方は、ぜひ行動を。 

SPEEDIによる予測結果の即時発表の要請をしませんか?

3月末から続けてきたドイツ気象局拡散予測の予報文の更新は5月31日をもって終了してしまいました。 DWDのシミュレーション自体は今のところは引き続き更新されますが、これも時間の問題でしょう。DWDに対して何故今予報文の更新をやめるのか?という 意見もあるかとは思いますが、そもそもドイツの気象機関が何故日本の為の予測を続けているのでしょうか?
福島第一原発の本当の状況は私達一般市民には知る事が出来ませんし、関係者や専門家の皆さんの中にも状況を完全に把握している人間は恐らく一人も居 ないでしょう。しかし事故の収束には長い時間が掛かるだろうという事が誰の目にも明らかとなった今、少しでも被爆を避ける為の対策や情報提供は絶対に必要 であり、放射性物質の拡散予測はその筆頭に挙げられます。
文部科学省が開発してきた「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」はこちらでその予測結果が公表されています。しかしこれはあくまでも事後報告で、地域住民の安全を守る為にされるべき「予測」を「事後報告」する事ほど意味の無いものはありません。
この先今の様な状態で政府からの充分な情報提供が無いままに、いつまでもドイツ気象局の予測のみに頼っていては余計なパニックを助長するだけです。 それを避ける為にもSPEEDIの予測と共に医師や専門家によるそれに対する対策も発表されるべきであり、分かりやすい形で天気予報等と一緒に毎日発表さ れる事が求められています。
そこで今、文部科学省と首相官邸に対してSPEEDIの予測結果の即時発表を要請しませんか?
文部科学省のサイトから:お問い合せフォームはこちら
または首相官邸へ:お問い合せフォームはこちら
お電話の場合:03-5253-4111(内線4604、4605)
文部科学省原子力災害対策支援本部
堀田(ほりた)氏、新田(にった)氏、奥(おく)氏
一人一人の声は小さいものかも知れませんが、それが例えば数万と集れば無視出来ないものになるはずです。インターネットや電話を通して私達の声を直接行政に届けましょう。

2011年6月2日木曜日

映像:【子供と健康力】放射能から子供達をまもろう!

【子供と健康力】放射能から子供達をまもろう!

講演 野呂美加さん(チェリノブイリの子供達のために日本で保養活動をしているNPO『チェルノブイリのかけはし』代表)

チェルノブイリと関わり続けて20年の経験から福島原発事故を捉えた話です。学者や医師やジャーナリストとして、チェルノブイリと関わった人がいろいろな講演をしています。でも、野呂さんは一味違います。一人の母親という観点から話されています。とくに子供のいる人には、聞く価値のある講演だと思います。

おおまかな内容は
・チェルノブイリの強制移住地区より福島の一部の方が汚染がひどい。
・政府・官僚が隠蔽していたため、チェルノブイリでは事故後3年経って、子供達が犠牲になって初めて汚染が明らかになった。
・健康被害は2世代に渡っている。
・現実は非常に厳しいが、できることはある(内部被ばく対策は13-8に出てきました)。




2-13以降は、連続再生リスト: 

中国新聞:福島からの避難者ら4割が内部被曝 長崎大病院調べ

中国新聞2011年6月2日

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201106020066.htmlより(青字化筆者)

福島からの避難者ら4割が内部被曝 長崎大病院調べ

 福島第1原発事故を受け、救援活動などで現地入りした人や、現地から長崎県に避難している人たちを長崎大病院(長崎市)などが調べたところ、約4 割が内部被曝(ひばく)していることが分かった。原発作業員以外の体内放射能の測定結果が明らかになるのは初めて。健康影響は考えなくていいレベルとい う。同大の研究グループは5日、広島市中区で開かれる「原子爆弾後障害研究会」で報告する。
同大病院は3月14日から、福島県に派遣された大学や長崎県職員のほか被災地からの避難者を対象に、ホールボディーカウンター(全身測定装置)を 使って体内放射能を検査している。同月末までに検査を受けた計87人を分析したところ、通常は検出されない放射性ヨウ素131を34人(39%)から、セ シウム137を22人(25%)から検出した。
ヨウ素は体重1キロ当たり平均8・2ベクレル、セシウムは同12・5ベクレルだった。人間(成人)の体内には通常でも、放射性物質のカリウム40が50~70ベクレル存在することから、健康影響はないと考えられるという。
研究グループに参加した長崎大先導生命科学研究支援センターの松田尚樹教授は「ヨウ素やセシウムの値は予想の範囲内だった。呼吸を通じて取り込んだものが大半ではないか」とみる。4月以降に福島県内に入り、測定を受けた人の検出量はゼロに近づいているという。
松田教授は「早期の内部被曝結果がデータとして現れた。原発との距離や方向、滞在時間などの行動パターンと合わせて解析することで、今後の研究に生かせるのではないか」と話している。

これは大事な動き。

しかし、ホールボディカウンターでの測定は事故当時から福島にとどまり続けている人こそが最優先で受けられる体制がないのが信じられない。福島の人ではなく、まずすでに避難した人、一時的に福島に滞在した人など、影響の少ない人から測定し、結果を公表するというのは、どういうことか。

飯舘村の方で5/31に放射線医学総合研究所(放医研)でホールボディカウンターを受けたものの、検査結果は一切もらえず、「ただ大丈夫です」と告げられただけだったという方がいたようです。結果を出さないのが、放医研の方針だということ。どうして飯舘村の方には結果を見せないのでしょうか。

2011年6月1日水曜日

マニュアル:放射線被ばくから 子どもを守るために

岐阜環境医学研究所所長松井英介先生監修の内部被ばく対策マニュアル(セイピースプロジェクト編集・発行)を紹介します。 基本的な内容がわかりやすく書いてあります。
小さなお子さんのいる方、妊娠中の方にお勧めです。





放射線被ばくから 子どもを守るために (PDF)
http://www.saypeace.org/image/hibakuyobou.pdf

万が一、PDFが見られない場合、こちらのブログに貼り付けてありますよ。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/05/blog-post_26.html
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松井先生関連の記事は本ブログに過去に二回ほど載せています。