2012年6月13日水曜日

免震棟、9原発で未整備

大飯原発など、各地の免震棟のない原発を動かすのは違法にすべきだと思う。免震棟のない原発を動かすなんて危機管理を無視しているとしか言いようがない。

中国新聞より(青字化筆者)
'12/6/13

免震棟、9原発で未整備 安全対策遅れ浮き彫り

 原発事故が起きた際に現場の対応拠点となり、東京電力福島第1原発事故でも活用されている免震重要棟について、全国17カ所の原発のうち9カ所で 現在も設置されていないことが13日、電力各社への取材で分かった。史上最悪レベルとなった福島の事故後も電力会社の安全対策が進んでいない現状が浮き彫 りになった。
 このうち関西電力では、福井県内に保有する大飯(おおい町)、美浜(美浜町)、高浜(高浜町)のいずれでも免震棟がない状態が続いている。大飯 3、4号機では2016年3月末までに、美浜、高浜は17年3月末までに完成予定で、関電は完成まで「地下にある緊急時対策所で対応する」としている。
 九州電力は玄海(佐賀県玄海町)、川内(鹿児島県薩摩川内市)とも整備計画すら具体化していない。今後、着工する北海道電力泊(北海道泊村)、東 北電力東通(青森県東通村)、中国電力島根(松江市)の各原発は16年3月末~17年3月末までの完成を目指す。既に着工している北陸電力志賀(石川県志 賀町)は来年3月末までに完成予定だ。
 免震棟は07年の新潟県中越沖地震で東電柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の事務棟が被災して使えなくなったことを教訓に東電などが設置を決 めた。震度7クラスの地震に耐え、発電機やテレビ会議室を備える。深刻な事故が起きた場合、現場の対応拠点となる建物がなければ、作業員は高い放射線にさ らされ続けることになる。
 東電は福島第1、第2、柏崎刈羽の3原発で設置済み。ほかに東北電力女川(宮城県女川町)、中部電力浜岡(静岡県御前崎市)、四国電力伊方(愛媛県伊方町)、日本原子力発電東海第2(茨城県東海村)、敦賀(福井県敦賀市)の各原発でも、中越沖地震をきっかけに設置した。
 東電の清水正孝しみず・まさたか前社長は今月8日、国会事故調の参考人聴取で「あれ(免震重要棟)がなかったら、と思うとぞっとする」と話していた。

2012年6月9日土曜日

東京23区の清掃工場で瓦礫焼却中

東京都は平成25年度末までの3年間で約50万トンの災害廃棄物の受入れを予定しています。

東京都23区の6月の災害瓦礫受け入れ計画では、

新江東清掃工場、足立清掃工場、光が丘清掃工場、大田清掃工場、墨田清掃工場、港清掃工場、中央清掃工場、板橋清掃工場、品川清掃工場、葛飾清掃工場、世田谷清掃工場
において焼却するということです。一部の清掃工場では3月から焼却し続けているようです。

詳しくは以下を参照ください。

東京二十三区清掃一部事務組合 災害廃棄物の受入計画(6月分)について

災害廃棄物の受入計画(5月分)について(PDF:95KB)

災害廃棄物の受入計画(4月分)について(PDF:90KB)

災害廃棄物の受入計画(3月分)について(PDF:90KB)


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6月から受け入れ・焼却を始める世田谷区の「宮城県女川町災害廃棄物受入れにかかる住民説明会」の資料によると、

災害廃棄物の放射能濃度は、1kgあたり133ベクレルでした。
焼却灰の放射能濃度は、現地の焼却施設で可燃ごみに災害廃棄物を20%混合して焼却した結果が、1kgあたり2,300ベクレルであり、可燃ごみのみを焼却した場合は2,200ベクレルでした。
また、混合焼却時も、通常時も排ガスから放射能濃度は検出されませんでした。
瓦礫を20%混ぜた結果、焼却灰が100ベクレル/1kg上がったということですね。また、付着している放射性物質の核種はどうなのでしょうか。セシウム以外は情報がないように思います。そして、そもそも可燃ゴミだけ2,200ベクレルあるということも気にした方がよいように思います。

世田谷清掃工場の女川の瓦礫焼却予定です。世田谷清掃工場は砧公園の真横です。

受入時期 6月11日(月)から6月16日(土)、6月18日(月)から6月23日(土)
1日あたりの平均受入量 12トン



世田谷こども守る会の掲示板



2012年6月3日日曜日

番組:関西広域連合はなぜ再稼動容認に至ったのか

2012-6.01 大阪NEWS 嘉田知事生出演

http://dai.ly/KSdfdM

関西広域連合が大飯原発再稼動を容認せざるを得なくなった背景がよくわかります。ぜひ見てください。

番組によると、

関電が地元企業に対し、原発が動かないなら計画停電という脅しをかけた

→企業が、電力がないなら関西から出ると自治体に言う

→自治体としては企業が出て行く(=税収と雇用の激減)のを食い止めるため、泣く泣く再稼動を容認という流れだったようです。


「再稼働反対!」〜首相官邸前に市民2700人


6/1の金曜日、大飯原発の再稼動に反対する市民が2700人ほど官邸前で抗議行動を行ったのにもかかわらず、大手マスコミは全く報道してない模様。

デモの様子↓



Our planet TV
より転載:
政府が来週にも、関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働を決定しようとしていることに対し6月1日、市民ら2700人が首相官邸前で抗議行動を行った。また大阪市の関西電力本店前でも抗議行動が行われた。

官邸前の抗議行動を呼びかけたのは、反原発首都圏連合。午後6時から仕事帰りを終えた人が続々と集まり、思い思いのプラカードを持ち寄って「再稼働反対」と訴えた。

脱原発・東電株主運動の木村結さんは、「大飯原発にはベント機能がない。(PWR=加圧水型で)大きいから爆発しないと考えているとしたら甘すぎる。私たちはもう騙されない」と大飯原発の安全性が不十分であると訴えた。

大飯原発は、ベント機能がないほか、重要免震棟がないなど、シビアアクシデントの対策が不十分だとの声が強い。20年以上、反原発運動に取り組んできた市 民団体「たんぽぽ舎」の柳田真さんは、「関西連合の判断にはがっかりした。関西電力は、電力供給の問題ではなく、経営の問題、つまり儲けの問題と言ってい る。ただ、多くの人が集まっているので、抗議の声が広がることを期待したい」と語った。

福井県の福井市中央公園では、6月3日(日)13時から緊急の集会「いまなぜ再稼働?福井でつながろう」が開催される予定だ。

2012年6月2日土曜日

都内でも放射線量の高い「路傍の土」に注意

東京にも風雨によって放射線量が高濃度に濃縮されている箇所があるという報告です。




読売オンラインより

触るな!危険!「路傍の土」

歩道を歩いていると、道の端に黒っぽい土を目にする。少し水分を含んで粘土質の所もあれば、乾いてひび割れたような感じになっている所もある。砂や落ち葉などが混ざっている場所もある。
 こうした所は、非常に放射線量が高いケースが多いという。
 東京都葛飾区の水元公園で5月27日、今の放射能の現状について勉強する催しが開かれた。集まった約90人の参加者は、持参した放射線測定器をお のおの、道の側溝に置いた。すると、「0.79」「0.86」「0.759」(単位はいずれもマイクロシーベルト/時)と高い数値を示した。この日の東京 都新宿区の空間線量はだいたい0.05程度。測定条件などが異なるため、単純比較はできないが、放射線測定器が示した数値はケタが一つ違う。
 原発事故から1年2か月余りたった今でも、都内で放射線量が高い所があるのはなぜなのだろう。
 勉強会で講師を務めた群馬大教育学部の早川由紀夫教授(火山学)によると、計測された放射性セシウムのほとんどは、原発事故が起きた直後の3月 21日~23日頃、雨とともに関東地方に降り注いだものだ。アスファルトの場合、放射性セシウムが表面に留まって動きやすい。雨が降ったり風が吹いたりす ることで、土とともに道の端に寄せ集められ、高濃度になっていくのだという。
 早川さんはこれらの土を「路傍の土」と呼ぶ。「路傍の土は、自然の除染システムの産物で、粘土分が多い程、放射線量が高い傾向にある。これらを取 り除くことで、少なくともその部分は除染できる」と説明する。早川さんは、路傍の土の広がりを調べた地図を作成し、自身のブログで公開している(http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-489.html)。早川さんは「汚染された地域では、子どもの校外学習などは避けるべきだ」と警告する。
 また、季節の変わり目である4、5月は風が強い日が多く、地表に降り積もった放射性セシウムが空間に舞って、草木に付着しやすい。お茶の葉などからいまだに放射性セシウムが検出されるのは、そのためなのだそうだ。

勉強会を主催したのは、「NO!放射能『東京連合こども守る会』」だ。原発事故から3か月後の6月、子どもたちを放射線被曝(ひばく)から守ろうと都内各地で立ち上がった会の連合だ。
 福島県南相馬市で2012年2月、放射線量の高い謎の黒い粉が相次いで見つかったとの一部報道を受け、同会代表の石川あや子さん(34)が3月、 江戸川区や江東区の道端にある黒い土を集め、専門家に放射性セシウムの測定を依頼した。すると、江戸川区のある地点で採取した土が1キログラムあたり24万ベクレルと高い値を示した。この地点に放射線測定器を置くと、2.374マイクロシーベルト/時だった。
 今回の勉強会は、こうした結果を受け、身近にどれだけ放射線被曝の危険が潜んでいるかを認識しようという目的で行われた。石川さんは「子どもは落 ち葉や土をすぐに触りたがります。実際、24万ベクレルの土を採取した場所を訪れるたびに、子どもが土に触れた形跡を目にします」と話す。
 5月30日朝、石川さんと、子どもたちの通学路になっている路上を歩いてみた。前日、雨が降ったこともあり、路上の隅には、砂が混じった黒い土が あちこち見られた。そうした部分に放射線測定器を置いてみると、中には、1マイクロシーベルト/時以上と高い数値を示した所もあった。石川さんは「被曝の 危険が身近にあることを感じています」と危機感を募らせる。
 東京都環境局では、23区東部にあたる葛飾区、足立区、江戸川区の空間放射線量が比較的高いとし、水元公園、中川公園(足立区)、篠崎公園(江戸川区)のうち、雨水が集まる所や植物の根元など39地点を選び、2011年11月から定期的に放射線量を測定している。その結果はホームページ(http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/radiation/index.html)で公表している。
 担当者は「時間の経過ともに放射線量は減ってきている。今後も継続的に調査を続けていく」としている。調査ポイントは公園内に「調査中」という張り紙があってフェンスで覆われているそうだ。
放射性物質がたまりやすいとされる雨水が集まる道路や駐車場などの隅で見られる黒い土がまさに路傍の土だ。放射線量は、高いポイントから離れる程、減っていく。路傍の土には、近寄ったり触ったりしないよう心がけてほしい。特に子どもたちには。
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 コラム「放射能と向き合う」は、医療情報部の利根川昌紀記者が担当しています。 
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(2012年5月30日 読売新聞)