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2012年6月9日土曜日

東京23区の清掃工場で瓦礫焼却中

東京都は平成25年度末までの3年間で約50万トンの災害廃棄物の受入れを予定しています。

東京都23区の6月の災害瓦礫受け入れ計画では、

新江東清掃工場、足立清掃工場、光が丘清掃工場、大田清掃工場、墨田清掃工場、港清掃工場、中央清掃工場、板橋清掃工場、品川清掃工場、葛飾清掃工場、世田谷清掃工場
において焼却するということです。一部の清掃工場では3月から焼却し続けているようです。

詳しくは以下を参照ください。

東京二十三区清掃一部事務組合 災害廃棄物の受入計画(6月分)について

災害廃棄物の受入計画(5月分)について(PDF:95KB)

災害廃棄物の受入計画(4月分)について(PDF:90KB)

災害廃棄物の受入計画(3月分)について(PDF:90KB)


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6月から受け入れ・焼却を始める世田谷区の「宮城県女川町災害廃棄物受入れにかかる住民説明会」の資料によると、

災害廃棄物の放射能濃度は、1kgあたり133ベクレルでした。
焼却灰の放射能濃度は、現地の焼却施設で可燃ごみに災害廃棄物を20%混合して焼却した結果が、1kgあたり2,300ベクレルであり、可燃ごみのみを焼却した場合は2,200ベクレルでした。
また、混合焼却時も、通常時も排ガスから放射能濃度は検出されませんでした。
瓦礫を20%混ぜた結果、焼却灰が100ベクレル/1kg上がったということですね。また、付着している放射性物質の核種はどうなのでしょうか。セシウム以外は情報がないように思います。そして、そもそも可燃ゴミだけ2,200ベクレルあるということも気にした方がよいように思います。

世田谷清掃工場の女川の瓦礫焼却予定です。世田谷清掃工場は砧公園の真横です。

受入時期 6月11日(月)から6月16日(土)、6月18日(月)から6月23日(土)
1日あたりの平均受入量 12トン



世田谷こども守る会の掲示板



2012年5月23日水曜日

5/23時点の現状把握:福島第一原発事故と放射能汚染

多少データが古いのもありますが、 福島第一原発事故とその影響の現状把握をするために情報をまとめます。


1.日本列島全体の放射能汚染を把握する

放射能防御プロジェクトより

北海道・九州・沖縄の土壌調査結果 MAP → Google マップを開きます

北海道・九州・沖縄の土壌調査結果 一覧表 → PDFを開きます

西日本土壌調査 第1弾 MAP → Google マップを開きます

西日本土壌調査 第1弾一覧表  → PDFを開きます

首都圏土壌調査結果MAP → PDFを開きます

首都圏土壌調査結果リスト → PDFを開きます

群馬大早川先生の焼却灰のセシウムをマッピングした地図もセシウム汚染の広がり方を把握するのによいと思います。



2.関東のホットスポットはどこか?

科学者有志による測定地図がまとまっているので、ご覧ください。
http://www.radioisotope.jp/map/  




3.現在、東京、神奈川でどれだけの空間線量が観測されているのか?

放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング 

http://www.geocities.jp/environmental_radiation/

これを見ると、やはり葛飾は高めで0.4マイクロシーベルト/時くらいです。文京区本郷も0.2出ているときがあるようです。そのほかは0.1前後かもう少し低いです。

ちなみに事故前の東京の平均値は0.032マイクロシーベルト/時だということです。


4.関東のゴミ焼却場の放射能測定

焼却灰等の放射能濃度測定結果(4月26日~5月7日採取分)(PDF:187KB)

葛飾、江戸川、足立の値が高めです。


5.東日本震災の瓦礫受け入れ・焼却状況

東京都、岩手県、青森県ですでに瓦礫の焼却をしています。
http://one-world.happy-net.jp/ukeire/

静岡県島田市は試験焼却を実施しました。その結果、周辺の松葉のセシウム濃度が若干上昇したという報道があります。

東日本大震災:4カ所の松葉、セシウム上昇−−島田市試験焼却後 /静岡

毎日新聞 2012年05月10日 地方版
静岡市の主婦らによる市民団体「静岡放射能汚染測定室」(葵区安東)は8日、島田市が2月に行った震災がれきの試験焼却後、同市内5カ所から採取した松葉のうち4カ所で放射性セシウム濃度が上昇したと発表した。
同測定室の馬場利子代表によると、京都大学大学院工学研究科の河野益近・教務職員(原子核工学)の協力で、ごみ処理施設から半径約6キロ以内の松葉を採取し測定。4カ所で試験焼却前の1キロあたり1・0〜14・1ベクレルから同1・9〜18・3ベクレルに上昇した。
馬場代表は「試験焼却で放射性セシウムが排出された可能性が高い」と述べた。
同市の放射能検査では焼却時の排ガス中から放射性物質は検出されず、灰の放射性セシウム濃度は放射性物質として扱わなくてよいとされる同100ベクレルを下回る同64ベクレルだった。【山本佳孝】

北九州市でも瓦礫を受け入れ、5/23から試験焼却を実施する予定のようです。
西日本で初めてとなる同市での試験焼却は23日から25日まで市内2カ所の焼却場で行われる予定。試験焼却の対象は、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下の木くずを中心とした可燃物約80トン。 


6.現在、福島第一原発からはどれだけの放射能が出ているのか?

読売新聞より(最終更新 5/13)
福島第1原発は、今も毎時750万ベクレルの放射性物質を大気中に放出し、大半が2号機からとみられる。排気口は「ブローアウトパネル」(縦4.3メート ル、横6メートル)と呼ばれ、発電中に建屋内の気圧が高まった際に開放するために設置されている。1号機の水素爆発の衝撃で開いたとみられ、高い放射線量 のため放置されている。除染をしながら来年3月までに新たなパネルで閉じる。
毎時750万ベクレルというのは少ないのか? 多いのか? 数字だけ見るとよくわかりませんが、

Bloombergより (更新日時: 2012/03/11 17:56)
3月11日(ブルームバーグ):東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は11日夕の記者会見で、福島第一原子力発電所の放出放射線量について、毎時0.1億ベクレル事故直後に比べ8000万分の1になっていることを明らかにした。 
ということなので、事故時に比べれば大気への放出量は大幅に減ったのでしょう。
しかし、同時に次のことを理解しておく必要があります↓


7.大気と海への放出は福島第一原発の原子炉内にあった放射性物質の2~5%に過ぎない。

3.11東日本大震災後の日本より

これだけの汚染を引き起こしたといっても、実は1-3号機にあったCs-137のわずか2-5%にしか過ぎないのです。残りの90%以上はまだ原発敷地内に残っているのです。陸地に沈着したセシウムの量は8-16PBq、全体から見るとたった数%なのに、これが今がれき処理や廃棄物処理で大騒ぎを引き起こしています。もしチェル ノブイリのように原子炉が爆発してもっと多くの放射性物質が放出されていたらどんなに大変なことになっていたか、この数字から見ても想像できると思いま す。


8.福島第一原発の空間線量はどれくらいか?

東京電力HPより
2012年5月22日
福島第一原子力発電所の現状について【午後0時00分時点】
一番高いのは事務本館南側で、240マイクロシーベルト/時程度です。


9.現在の福島第一原発近辺の町の空間線量はどれくらいか? 

福島県原子力センター
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/dynamic/C0001-PC.html

nGy/h (ナノグレイ/時)というわかりにくい単位が使われてますが、こちらで単位変換できます。

モニタリングポストの中で一番高いのは、双葉町山田で17.328マイクロシーベルト/時


10.福島第一原発、各号機の現況:

東京電力HPに工事、作業の状況が出ています。

中でも気になるのは4号機です。

福島第一原子力発電所 4号機の現状
原子炉建屋で、燃料取り出し用カバーの設置の本工事に4月17日より着手いたしました。燃料の取り出しは平成25年12月開始を目標にしています。
併せて4号機原子炉建屋への雨水浸入対策を進めてまいります。
 4号機原子炉建屋は傾いておらず、燃料プールを含め地震で壊れることはありません4号機原子炉建屋は、水素爆発等により建屋の上部が損傷した状態となっていますが、下記の項目を確認し、燃料プールを含め地震で壊れることがないことを確認しています。
詳細は、こちらからご確認下さい。

と東電は言っていますが、どうなんでしょうか。地震は震度6強までなら、大丈夫だというシュミレーションをしたと言っていますが。じゃあ、震度7だったら? 茨城を襲った竜巻が通過しても大丈夫なのでしょうか?大いに疑問です。

4号機のことを心配して、国連主導の独立したアセスメントチームを入れてほしいという署名もあるくらい事態を憂慮している人は大勢います。


そして、5/22の東京新聞で、1号機と2号機の格納容器が壊れているため、水がほとんどたまっていない可能性があるという報道がありました。
東京電力福島第一原発1号機には毎時六トン前後の冷却水が注入されているのに、格納容器内の水位はわずか四十センチほどしかない可能性が、原子力安全基 盤機構(JNES)の解析で分かった。2号機の水位は約六十センチしかないことが実測で判明しており、格納容器損傷の深刻さをあらためてうかがわせた。
漏れた水は、原子炉建屋地下に流れた後、配管やケーブルなどを通す穴を通じ、隣接するタービン建屋地下に流れ込んでいるとみられている。 



2012年4月8日日曜日

明日締め切りパブコメ:警戒区域のゴミが産廃に?

福島の警戒区域のがれきを産業廃棄物として、一般の業者が処理できるように法律が変えられようとしている模様です。

一般の業者が処理できるようになると、実質、どこでどう処理された把握できなくなります。高濃度の放射能で汚染されている可能性のある警戒区域の瓦礫は国が管理・処理すべきではないでしょうか? 

環境省がこの件について、パブリックコメント(国民の意見)を募集しています。明日9日が締め切りです。ぜひ→http://www.env.go.jp/press_r/15080.html
 

2012年4月6日金曜日

7自治体ががれき受け入れ表明...

原発再稼動と同時に問題になっているのが、がれき処理の問題。

国からのがれき受け入れを要請する文書に対する回答期限の本日(4/6)にNHKが取材したところ、

がれきを受け入れる方針と回答:北海道と京都府、栃木県、愛知県、三重県の5つの道府県と千葉市、新潟市 

現段階で受け入れは難しいと回答:山梨県、長野県、和歌山県、徳島県、札幌市、名古屋市、岡山市、福岡市 

ということでした。

放射能汚染が少ない場所にわざわざ運んで燃やす必要が本当にあるのでしょうか。

詳しくは以下の記事へ。

NHKオンラインより

がれき受け入れ方針 7自治体
4月6日 19時5分

被災地のがれきについて、政府が先月、総理大臣名で受け入れを要請した45の道府県と政令指定都市のうち、受け入れる方針と答えたのは、7つにとどまることが、NHKの取材で分かりました。
受け入れが難しいか、検討中などと答えた自治体は、住民の理解が得られないことや、国の基準の安全性が十分理解できないという理由を挙げており、国によるより丁寧な説明を求めています。
震災で発生した岩手県と宮城県のがれきを、被災地以外で受け入れる広域処理を進めようと、政府は具体的な受け入れの意向を明らかにしていなかった35の道府県と、10の政令指定都市に、先月16日、野田総理大臣名で改めて協力を求める文書を送りました。
回答期限の6日に合わせてNHKが各自治体の意向を取材したところ、これまでにがれきを受け入れる方針と答えたのは、北海道と京都府、栃木県、愛知県、三重県の5つの道府県と千葉市、新潟市の2つの政令市にとどまっています。
こうした自治体は、受け入れる方針を示した理由として、被災地の復興に必要だといったことや、がれきについて独自の安全基準を設けたことなどを挙げています。
一方、「現段階で受け入れは難しい」と答えたのは、山梨県、長野県、和歌山県、徳島県、札幌市、名古屋市、岡山市、福岡市の8つで、まだ回答していない沖縄県を除き、全体のおよそ3分の2を占める29の自治体は、前向きなところも含め「検討中」などと答えています。
「受け入れが難しい」か「検討中」と答えた自治体に、理由や課題を尋ねたところ、最も多かったのは「住民の理解が得られない」や「国の基準の安全性の根拠が十分理解できない」というもので、埋め立て処分場の確保や風評被害への不安を挙げた自治体もありました。
こうした不安を踏まえた国への要望として最も多かったのは、「安全性やその根拠をより詳しく説明してほしい」というもので、国が市町村や住民に直接説明するよう求める声が出されています。
また、処分場を国の責任で確保することや、仮に風評被害が出た場合は、財政措置も含めた確実な対策を求める意見もありました。
こ うした現状について、細野環境大臣は、6日の会見で「基準の安全性は、繰り返し説明しているが、まだ十分納得していただけないということであれば、説明を 尽くしていく」と述べたうえで、今後の対応については、「安全性の問題はもちろん、具体的に処理を進めるうえで、どんな形で自治体に要請するのがいいのか が大事なので、回答を集約したうえで検討したい」と述べました。

がれき処理への国の関与

東日本大震災の地震や津波によって発生したがれきの量は、岩手、宮城、福島の3つの県の沿岸部だけでもおよそ2250万トンに上ると推計されています。
一 つ一つの自治体の処理能力を大きく超えた大量のがれきの処理を、環境省は、再来年の平成26年3月末までに完了するという目標を定めていますが、その達成 には宮城と岩手のがれきのうちの少なくとも400万トンを被災地以外で受け入れる広域処理を行うことが前提となっています。
しかし、この広域処理が思うように進んでおらず、受け入れを検討する自治体からは、国のより積極的な関わりを求める声も出されています。
要望に応えるために、細野環境大臣は先月、自治体ががれきや焼却灰の放射線量を何度も測ったり、住民説明会を開いたりするのにかかる費用を国が支援する方針を示しました。
また、受け入れにあたって、処分場を拡充したり、新設したりする費用を支援する方針も示したほか、仮に産業や観光に風評被害が出た場合には、国が責任をもって対応する考えも示して、協力を呼びかけてきました。
こうしたなか、政府は受け入れに前向きな姿勢を示していなかった45の道府県と政令指定都市に野田総理大臣名で協力を求める文書を送るとともに、受け入れに前向きな8府県と8つの政令指定都市には、合わせて91万トンのがれきの受け入れを要請しています。
このほか東京都は、2年半で50万トンのがれきを受け入れる予定で、すでに受け入れを始めています。