2011年9月30日金曜日

朝日:都が輸入食品の放射能検査中断 国産と異なる基準懸念

朝日新聞より(青字化筆者)

都が輸入食品の放射能検査中断 国産と異なる基準懸念

東京都が、1986年のチェルノブイリ原発事故以来続けてきた輸入食品の放射能検査を今年度から中断している。理由は、東京電力福島第一原発事故で決 まった国内産食品の放射性物質の基準が、輸入品の基準と異なるためだという。放射能汚染に関心が高まるなか、輸入品のチェックはなおざりになっている。
 輸入の際、国が特定の産地や品目に絞って検査しているのに対し、都は市場などで様々な食品を抜き取り、広く網をかけている。2009年度は野菜や肉類、きのこ、ジャムなど616品目を調べ、仏産ブルーベリージャムが基準値を超えた
 しかし、都はその作業をやめている。国は原発事故の後、国内産の肉や野菜などの放射性セシウムの暫定基準値を1キロあたり500ベクレルとした。一方、 輸入食品の基準値は370ベクレルと定められてきた。「両方の基準の間の輸入食品が見つかった場合の対処に困る」(都の担当部署)。400ベクレルの食品 が出た場合、国内産なら流通可能だが、輸入品だと回収になり、消費者の混乱を招く恐れがあると考えたという。
(この記事の続きは有料のようです)
 また、東京都健康安全研究センターによる輸入食品中の放射能濃度(平成21年度)に関する報告書を見ると、いまだにヨーロッパ(フランス、ベルギーなど)から輸入したきのこ類やブルーベリーからセシウムが出ることがたまにあるようです。検出率、検出量など詳しくはこらちの報告書を見てください。

http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/journal/2010/pdf/01-29.pdf

2011年9月29日木曜日

福島市、除染の土 自宅仮置きを求める

何ともやりきれない話です。福島市では、除染しても除染出た汚染土を置く場所がなく、自宅に仮置きすることを求められるということです。

福島民報より

除染土 自宅仮置き 福島市が計画、来月から 「場所ない」苦肉の策

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■容器に入れ30~50センチ埋設 2年かけ全域1マイクロシーベルト以下へ
福島市は27日、市内全域の約11万世帯を対象とした除染計画を発表した。除染した放射性物質を含む全世帯分の土を仮置きする場所は確保できない として、民家分は敷地内に埋めて保管するよう求めた。市内の約6割を占める山林や農地は対象から外された。個人が除染する場合の費用負担をどうするかなど 課題は多い。2年間で市内の放射線量を毎時1マイクロシーベルト以下にする目標だが、市民からは方法や実効性に疑問や不満の声が上がっている。
福島市の計画では、公共施設や住宅の除染で出た土は原則として各敷地内に仮置きする方針。除去した土を入れた麻袋をプラスチックなどの容器に入れて穴に埋め、約30~50センチの土で覆うとしている。埋めることで表面の放射線量は約98%カットされるという。
市は市内数カ所に除染した土壌などの仮置き場を検討しているが、同場所への保管は道路や側溝などで出た放射性物質を含む土に限定した。
放射線量は市内全域の生活空間で毎時1マイクロシーベルト以下にする。このため、毎時2・5マイクロシーベルト以上と放射線量が高い住宅や、高校 生以下の子どもや妊婦がいる毎時2マイクロシーベルト以上の住宅については市が主体となって除染を実施。線量が比較的低い住宅や側溝の除染は市民への協力 を求める。現在、毎時1マイクロシーベルト以下の地域は2年間で放射線量を60%低減させる。
除染の重点地域は国が詳細調査を実施した大波、渡利、小倉寺、南向台の四地区を設定し、仮置き場がある大波地区は10月中旬から始め、年内には除染を終える。その他の地区でも住民説明会で市の方針を伝え、線量の高い地域から順次除染を実施していく。
今回の計画は、農地や山林、河川の除染については具体的には示しておらず、今後、政府の方針を見極めた上で検討を進める。
■「東電がやるべき」 市民に驚き、批判の声
「自分の家の敷地内に埋めるのはおかしい。国や東京電力が責任を持って引き取るべきだ」。市の計画で民家の除染で出た土は敷地内に埋設することが示され、市民からは驚きと不満の声が上がった。
鳥谷野地区の無職男性(74)は6月に自宅庭の一部の表土や、側溝の土を自分で除去し、土のうに入れて庭の隅に置いてある。「早く持っていっても らわなければ安心できない。仮置き場が決まらなければ問題は解決しない」と訴えた。丸子の主婦(51)は、「除染に取り組んでくれることはうれしいが、こ のままでは踏み切れない」と不安を口にした。
今回、農地や山林が対象に含まれなかったことを疑問視する声も多い。松川町の農業遠藤秀夫さん(60)は「山林と農地は一体で除染する必要がある。来年も放射性物質の不安を抱え農作業をするのか」と肩を落とした。
除染費用も問題だ。現状では費用を補助する国の支援制度がないため、市の財源で賄う「見切り発車」となった。最初に取り組む大波地区だけでも約 340世帯あり、全ての除染費用を負担するには、一世帯当たり20万~50万円、屋根や壁の除染だけでも約10万円掛かる見込みだ。少なくとも5千万円以 上掛かる試算となる。
飯坂町の男性会社員(52)は「除染するなら国、東電が費用を全額負担するのが当然。まずその確約を取ってから始めるべきでは」と話した。
市の担当者は「残念ながら市だけでは除染できず、地域の力を借りなければ達成できない。仮置き場の場所についても話し合いを進めたい」として市民への協力を求めている。
■住民、困惑や不満 市大波地区で説明会
市内大波地区では同日、除染計画についての住民説明会が開かれ、出席した住民に困惑や不満が広がった。
住民約50人が出席。市の担当者が計画の内容とともに除染のマニュアルを説明した。住民からは「自分でやらなくてはならないのか。東電がやるべき」「仕事があるので時間がつくれない」「内部被ばく調査を先にしてほしい」などの意見が出た。
市は除染時期について住民の意向調査も実施した。
■表土集め線量高くなる恐れ 専門家指摘
放射線の専門家で組織するNPO・放射線安全フォーラム(事務局・東京)の福田達也事務局長は自宅で除染した土などを個人宅の敷地内に置くことに ついて「表土などを集めることで線量が高くなる恐れがある。個人で地中に埋設するのは労力が掛かり、野ざらしにする人も出てくるのではないか」と懸念を示 す。
さらに一般の住民が除染作業をすることには「空間線量が低い地域でも、局所的に高い場所もある。除染効果を確かめる意味でも放射線量を測定しながら作業をすべきだが、正確に測れるかが課題だ」と指摘している。

8都県に放射性汚泥などの中間貯蔵施設

環境省は大量の放射性の汚泥などが出ている都県(福島、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉、東京)に中間貯蔵施設が設置する方針だということです。

47NEWSより(青字化筆者)

8都県に中間貯蔵施設 放射性物質含む

 環境省の南川秀樹事務次官は28日、福島県を訪れ、各県で発生した放射性物質を含む焼却灰や汚泥などの保管について、福島県を含む8都県でそれぞれ中間貯蔵施設を設置する必要があるとの認識を示した。
福島県内の市町村の首長らとの会談後、明らかにした。福島以外の7都県は岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉、東京。今後各都県に伝え、来月10日に環境省で開かれる検討会で正式に方針を示す。
中間貯蔵施設で保管するのはごみの焼却や下水処理に伴って発生した焼却灰や汚泥のほか、除染作業で出るごみなども含まれる。
2011/09/28 21:10   【共同通信】

2011年9月21日水曜日

9/19明治公園(東京)で「さようなら原発集会」

(9/19 写真リンク追加、9/21 動画追加)


さようなら原発 5万人集会



 会場  明治公園

発言
鎌田慧さん、大江健三郎さん、内橋克人さん、 落合恵子さん
澤地久枝さん、フーベルト・ヴァイガーさん(FoEドイツ代表)
山本太郎さん、武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)


とくに37分からの武藤類子さんの言葉が心に響きます。ハイロアクションHPのスピーチの書き起こしより引用:

私たちは今、静かに怒りを燃やす東北の鬼です。
私たち福島県民は、故郷を離れる者も、福島の地にとどまり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支えあって生きていこうと思っています。私た ちとつながってください。私たちが起こしているアクションに注目してください。政府交渉、疎開裁判、避難、保養、除染、測定、原発・放射能についての学 び。そして、どこにでも出かけ、福島を語ります。今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。思いつく限りのあらゆることに取り組んでいま す。私たちを助けてください。どうか福島を忘れないでください。

ぜひ動画でご視聴ください。

 
イベントの詳細は以下の通り。
 
さようなら原発1000万人アクションHPより転載:
◆概要
◎名称  さようなら原発 5万人集会
◎日時  9月19日(月・敬老の日)
13:00~ライブ  13:30~集会  14:15~パレード
◎会場  明治公園(東京都新宿区霞ヶ丘町6)
JR「千駄ヶ谷」下車5分
地下鉄大江戸線「国立競技場」(E25)下車2分
地下鉄銀座線「外苑前」下車15分
動画「東京・明治公園の行き方
◎参加費 無料
◆内容
◎オープニングライブ  寿 (全国から~脱原発ポスター紹介)
◎発言   落合恵子さん 大江健三郎さん 内橋克人さん 鎌田慧さん
澤地久枝さん 山本太郎さん 武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
ドイツからのゲスト フーベルト・ヴァイガーさん(FoEドイツ代表/逐次通訳)
◎送り出しライブ  ランキン・タクシー、ナラカズヲ、制服向上委員会
※手話通訳あり。
◆パレードコース
については以下のリンクを見てください。
http://sayonara-nukes.org/2011/09/110919_s-2/#more-422


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署名もあります(最終締め切り2012年2月28日)。

脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める全国署名

http://sayonara-nukes.org/shomei/


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9/19の集会の様子のわかる写真のリンクがありました。6万人集まったらしく、公園を埋め尽くしています。すごい。

http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20110919/index.html

独シーメンス、原子力事業から撤退

(9/21 関連記事追加)

日本の企業も続いてほしい。

AFPより

独シーメンス、原子力事業から撤退

【9月18日 AFP】ドイツの電機・金融大手シーメンス(Siemens)のペーター・レッシャー(Peter Loescher)最高経営責任者(CEO)は、18日に出版された独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)で、原子力エネルギー事業から撤退する考えを示した。

「われわれは今後、原子力発電所の建設や投資の全体的な運営に関与しない。われわれにとって、この章は閉じられた」とレッシャーCEOは述べ、シーメンス社の活動が今後兼用技術にのみ制限されると説明した。

「今後はスチームタービンなど非核の設備のみを供給する。つまり、原子力目的だけでなくガス発電や石炭発電などでも利用できる技術にだけ制限するということだ」(ペーター・レッシャーCEO)

ドイツ政府は、福島原発事故を受けて、2022年までに同国の原発を全廃することを決めている。福島原発での事故以降、原発全廃で合意に達した国は、主要先進工業国の中ではドイツが初めて。(c)AFP
 
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日本の企業も続いてほしいと思ったが、日立は原発事業は続けると宣言してました。。。
(2011年9月15日週刊ダイヤモンド)


日立製作所・中西宏明社長インタビュー三菱重工業との統合はない原発事業は今まで通り進める

2011年9月19日月曜日

東電の損害賠償手続き書類が煩雑すぎる問題

被災者が賠償請求を行う際、東電が提出を求めている書類がひどいと言われています。
請求書約60ページ、案内冊子約160ページ!! 


東電に損害賠償を請求する人に向けて、日弁連がアドバイスと説明会についてパンフレットを作成しています。ぜひご覧ください。

http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/special_theme/data/precautions.pdf


また、平野復興相も書類の煩雑さを問題視し、改善を約束しています。ぜひとも改善すべきです。

日本経済新聞より(青字化筆者)

賠償手続き簡略化、東電に要求へ 平野復興相

2011/9/19 20:06
 平野達男復興対策担当相は19日、新潟県長岡市を訪れ、福島県から避難している東日本大震災の被災者と懇談、東京電力に対し原発事故の損害賠償請求手続きを簡略化するよう求める考えを示した。福島県が要望している復興基金の創設については「2011年度第3次補正予算でぜひつくりたい」と 意欲を示した。
 平野氏は長岡市内の集会所2カ所を訪ね、福島第1原発に近い南相馬市などからの避難者計約40人と懇談。東電は12日から個々の被害者に賠 償請求に向けた書類の発送を始めた。しかし、文書の量が多く難解な言葉も目立つため、高齢者らから「読むだけで大変」との訴えがあり、平野氏は「意見を踏 まえ政府内で検討したい」と対応を約束した。
 平野氏は懇談後、東電が避難に伴う交通費などの領収書添付を求めていることについても「もっと簡便な方法でやるべきだ。改善を主張したい」と記者団に語った。

「日本安全」つぶやいて 風評対策、海外からツイッター発信者ら招待

唖然とするニュースでした。外務省はこのほか、ODAを「風評」対策に利用しようとしています。


毎日新聞より(青字化筆者)

東日本大震災:「日本安全」つぶやいて 風評対策、海外からツイッター発信者ら招待

 外務省は、東京電力福島第1原発事故による日本の農産物や観光などへの風評被害対策として、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアの 発信者を海外から招く準備に入った。世界で5億人以上が利用するとされるソーシャルメディアが、中東政変などで大きな影響力を見せていることに着目した試 験事業。被災地を回った発信者に、安全性や感動を伝えてもらうことで、風評被害の緩和を狙う。
 東日本大震災からの復旧に向けた11年度第2次補正予算で、外務省は風評対策のため、15億円を計上した。外務省として初めての発信者招待は、この対策の一環。
11月ごろから、欧米や中国、中東などから、読者の多い発信者約15人を数回に分けて、福島、宮城、岩手県などに招く方向で、在外公館を通じて参加者を選ぶ。
 ソーシャルメディア関係者が、日本に好意的な書き込みをする保証はないが、外務省の担当課は「現地に足を運び、特産物を食べてもらった上での発信 だけに、風評ではない信頼性の高い内容になる可能性が高い。迅速、大量、広範囲に情報を届けることもできるはず」と期待。さらに、海外の新聞やテレビ関係 者を数十人ずつ被災地に招き、より広範囲に日本の農産物、観光情報を発信したい考えだ。
 風評対策事業ではこのほか、日本産品の安全性を伝える著名人のテレビコマーシャルを海外で流し、各国の在外公館で被災地産品の物産展や試食会の開催も計画している。【犬飼直幸】
毎日新聞 2011年9月19日 東京朝刊

ODAで復興支援/ベトナム人原発作業員養成

9/19 ニュースを追加。


気になるニュース2つ。

復興・支援の名の下にODAや外国人研修生制度が悪用され、海外に放射線の実害が広がらなければよいのですが。今の段階では具体的なことはわかりませんが、これから注視しておくべきニュースです。


東京新聞より(青字化、PDF添付筆者)

ODAで復興支援

2011年6月27日 朝刊
政府開発援助(ODA)配分など二〇一一年度の国際協力重点方針案が二十六日、判明した。東日本大震災被災地の水産加工食品などを購入して途上国 に提供するなど、国際社会にも「開かれた復興に資するためのODA活用を最優先課題とする」と明記。被災地に外国人研修員を積極的に受け入れることで風評 被害防止にも取り組むとした。
政府は二十七日に決定する。震災復興に巨額の経費がかかることからODAを削減すべきだとの意見が出ていることを意識し、復興への貢献を前面に打 ち出した形。一部は一一年度第三次補正予算案に盛り込む考えだ。津波被害にあった宮城県の気仙沼、女川や青森県八戸など各漁港はサバやサンマの缶詰など水産加工品の産地で知られる。

方針案は、こうした加工品をODA予算で優先的に買い上げ、食料支援に充てることを想定。放射性物質の安全検査も実施し、輸入規制のかかっている国にも提供を働き掛ける。
また、将来的には津波防災対策の国際的な拠点づくりも目指すことも方針案に盛り込んだ。
日本の耐震建築基準を普及させるため、法整備や人材育成を促進する。
円借款を含む全体の供与目標額は一兆三千七百七十五億円、地域別ではアジアが最多の八千六百五十億円と設定した。
このほか方針案は、資源の安定的確保をにらんだODAの積極利用にも言及。中国が南シナ海の領有権をベトナムなどと争っている問題を念頭に、シーレーン(海上交通路)の安全確保を理由とした関係国支援を取り上げた。
この件について続報あり。NHKオンラインより(青字化筆者)

災地の産品購入し途上国へ

9月19日 4時13分
外務省は、今年度の第3次補正予算案の要求項目を取りまとめ、この中では、被災地で生産された工業 製品や水産加工品の風評被害を払拭(ふっしょく)するため、こうした産品をODA=政府開発援助の予算を使って購入し、開発途上国に無償で提供する取り組 みが打ち出されています。
震災からの本格的な復興を進めるための第3次補正予算案については、政府内で編成作業が進められて おり、外務省も、総額およそ170億円の要求項目を取りまとめました。この中では、岩手・宮城・福島などの被災地で生産された、車いすなどの工業製品や缶 詰などの水産加工品を、ODA予算を使って購入し、開発途上国に無償で提供するための予算などとして、およそ50億円を要求しています。開発途上国を支援 するとともに、被災地の産品の海外での風評被害を払拭することにもつながるとしています。また、東南アジアや環太平洋諸国に、地震や津波の規模を瞬時に解析し速報する防災システムを供与する事業の予算として、およそ40億円を要求しています。さらに、東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束に向けて、 IAEA=国際原子力機関の専門家を日本に招き、放射線影響調査などの分野で客観的な評価や助言を得るための費用などに、およそ10億円を要求していま す。


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Yahooニュースより(青字化筆者)

ベトナムから原発技能実習生を受け入れ 国際人材育成機構が延べ6千人規模

産経新聞 7月3日(日)17時23分配信
インドネシアなど東南アジア諸国から実習生を受け入れて、日本の技能を習得させる取り組みを進めている国際人材育成機構(アイム・ジャパン)は、ベトナ ム人の原子力発電技術者の養成事業に乗り出す。計6千人を受け入れて国内の原子力発電所で作業に携わり、高水準の技能習得を目指す。ベトナム政府は中南部 のニントゥアン省で原子力発電所の建設計画を進めており、アイム・ジャパンは受け入れた実習生がベトナムでの原発の安全確保や現地経済の発展に役立てるよ う支援する考えだ。

アイム・ジャパンは、受け入れた実習生を日本の企業に紹介し、紹介先企業の生産現場などで、実務経験を積むプログラムを提供している。実習生はプログラム終了後、母国で日系企業や現地企業に就職したり、起業したりして、日本で学んだノウハウを母国の経済発展に生かす。

今回のプログラムは国内電力会社と連携して実施する。実習生は原発の作業現場で運転や修理などに携わり、実務を通じて必要な技能を習得する。

ベトナムでは政府が2014年に原発の建設に着手し、21年に稼働させる計画を進めている。アイム・ジャパンではこの原発や、関連施設に携わる作業員を育成することを念頭に、年間1千人、計6千人の実習生を受け入れる方針で、現地で原発関連の仕事に就けるようにする。

ただアイム・ジャパンは、育成プログラムの受講条件として高卒以上の学歴があることを定めている。経済的に恵まれていない事情などを背景に、実習生が十分な教育を受けられていない場合もあることから、同社は算数や日本語など必要な教育を受けられるプログラムも用意する。

柳澤共栄会長は「原発が建設されると周辺に商店や溶接工場などができ、産業を興すことにつながる。地域住民にとってもためになる話なので、人材の育成に努めたい」と話している。


2011年9月18日日曜日

動画:9/17 京都で福島の除染活動に関する報告会

(9/18上書き)

下記に紹介したイベントの動画がアップされています。
http://www.ustream.tv/recorded/17325733

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今、盛んに除染が叫ばれていますが、決して簡単なことではないようです。

福島の除染活動は水で洗い流す方式を採用している団体が多いようですが、それでは水に流れて、汚染が移動するだけという見方があります。こちらのグループは洗濯のりなどを使って固めて剥ぎ取る方式を実践・研究しています。京都で報告会があります。関西の方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

2011年9月17日(土曜)19:00-21:00
場所: 堺町画廊 (京都市中京区堺町御池下ル丸木材木町)
http://www.h2.dion.ne.jp/~garow/information/map.html

「福島市での除染活動で見えてきたこと」
(トーク・シリーズ 《東北への風》第4章 )

話題提供: 細川弘明(放射能除染・回復プロジェクト)
http://bit.Ly/josen719

資料代: 500円

主催: 「福島市での除染活動で見えてきたこと」を聞く会
問合せ: 中原( kou840@yahoo.co.jp              070-5650-9834      

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《おもな話題》
・福島原発事故による地域別の汚染状況
・除染の必要性と可能性(場所によっては不可能性)
・「除染」と「避難」の関係 ── 避難させないために除染するのではない
・「放射能除染・回復プロジェクト」の福島市での活動(5月~8月)
・その他の様々な「除染」活動、やり方/考え方の違い、問題点など
・「除染廃棄物」をどうするか

映像、写真、地図などをまじえて、報告したいと思います。質疑応答&意見交換の時間もとります。

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話題提供者のプロフィール

細川弘明(ほそかわ・こうめい)
アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表、京都精華大学 人文学部(環境未来コース)教授、高木仁三郎市民科学基金 理事、グリーンピース・ジャパン理事。福島原発事故後、京都精華大の山田國廣教授と福島大学の中里見博准教授らが立ちあげた「放射能除染・回復プロジェクト」に参加し、福島市内各地にて通学路ホットスポット調査、民家・農園・駐車場などの除染テストをおこなってきた。
ツイッター @ngalyak (ログは http://twilog.org/ngalyak
http://www.kyoto-seika.ac.jp/magazine/entry/49.html
公開サーバー https://public.me.com/hosokawakm/ja/
三条ラジオカフェ震災特集 bit.Ly/radio325 bit.Ly/radio328 bit.Ly/radio428 ほか

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2011年9月14日水曜日

猛毒の放射性廃棄物ガラス固化体の問題

(9/15上書き)

9/15朝、イギリスより高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)返還輸送船が青森県六ヶ所村に到着しました。詳しくはこちら
 
日本は原子力発電で生じた廃棄物をイギリスやフランスに処理してもらっているのですが、処理によりガラス固化体となって、日本に返還されます。

環境と原子力の話HPによると、
今回のガラス固化体は輸送容器3基に入れられた76本。内訳は、関西電力28本、四国電力20本、九州電力28本ということです。ガラス固化体の輸送は今回で14回目だということです。

このガラス固化体、非常に放射能が強く、そばに立つと20秒弱で致死量の放射線を浴びるということです。そして、10万年以上、厳重に管理しなければその毒性は消えません。

ガラス固化体についての資源エネルギー庁の解説はこちらです。


ガラス固化体の危険性について、原子力資料情報室の解説Ustream動画があるのでぜひご覧ください。

2011/9/13 CNIC Ust 澤井正子による高レベル放射性廃棄物 ガラス固化体返還について

http://www.ustream.tv/recorded/17246250

(冒頭13分まではフランスで爆発を起こしたマクマール各施設についての解説があり、約13分後よりガラス固化体の解説があります)

放射能があまりに強いため、ガラス固化体の管理が非常に困難であり、輸送、管理の安全性のテストに不備があることがわかります。

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日本にはガラス固化体のような高レベル放射性廃棄物を最終的に保管する場所がまだありません。

毎日新聞が最終処分場にまつわる自治体の苦悩を記事にしていました。

2011年9月13日火曜日

東電の黒塗り資料問題

東電が国会の福島原発事故調査委員会に提出した事故時のマニュアルがこの黒塗りのものです。






これで事故の解明ができるはずもないでしょう。国にはぜひ毅然とした態度で黒塗りなしの原本の提出を実現させてほしいです。

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NHKオンラインより(青字化筆者)

衆院 原発事故時の手順書開示を

9月13日 6時55分  東京電力福島第一原子力発電所の事故調査を行っている衆議院の特別委員会が、東京電力に事故時のマ ニュアルを提出するよう求めたところ、内容のほとんどを黒く塗りつぶして提出されたことから、特別委員会は、経済産業大臣に対し、東京電力に原本のままの 提出を命じるよう求めました。
衆議院の科学技術・イノベーション推進特別委員会は、福島第一原発の事故の原因を調べるため、東京 電力に対し、9日までに事故時のマニュアル「事故時運転操作手順書」と深刻な事故で使う手順書を提出するよう求めました。これに対し、東京電力は、「事故 時運転操作手順書」は内容のほとんどを黒く塗りつぶして提出し、また深刻な事故で使う手順書だとして12日提示したのは表紙と目次の3枚だけで、目次の大部分を塗りつぶしていたうえ、資料はその場で回収しました。東京電力は「知的財産が含まれていて、また核物質をテロなどから守らなければならず、公表でき ない」と説明しています。これに対し特別委員会の川内博史委員長は、12日、経済産業大臣に対し東京電力に原本のままの提出を法律に基づいて命じるよう求 めました。この問題について経済産業省、原子力安全・保安院は「今後、どう対応するか検討したい」としています。