小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報
以下は要約です。
・事故の国際評価尺度が最も深刻なレベル7に相当すると発表されたことについては、あまりにもバカバカしくてコメントする気にもならない。日本政府 は最初はレベル4と言っていてその後レベル5と言っていたが、とんでもない。とっくの昔にレベル7と言わなくてはいけなかった。
・この評価の遅れにより国際的な信用は失墜し、住民避難も後手後手にまわった。
・チェルノブイリと比較すると放出された放射性物質はその1割と言われているが、1割に過ぎないとは言えない。大変な量。しかも福島は進行中でどうなるか分からない状態。
・最初から伝えている最悪シナリオのような大規模な溶融が起こってしまうと、圧力容器も格納容器も破壊され、チェルノブイリ並みに放出される可能性 がある。更に悪いのは福島は1〜6号機があり、これらを合計するとチェルノブイリの3倍以上の核燃料がある。またそれと同量の燃料が使用済み燃料プールに ある。
・テラベクレルという単位の量を最初の1日で放出していたと今言っているが、最初から知っていたはず。かなり早くから気づいていたはずで、分からなかったという可能性はあまりない。
・枝野官房長官は数十人が死んだチェルノブイリと福島は違うと言っているが、福島第一原発でも原因がよくわかっていないことで作業員の方が亡くなっ ている。チェルノブイリとは違うということを私も信じたいが、チェルノブイリの事故で数百万人が被曝したが、今現在日本でも何十万人もの人たちがチェルノ ブイリと同じような被曝を既にしている。
・計画的避難区域という言葉を政府は使っているが、どのように政府がすべきであるかは私には分からない。防災を厳密に適用しようとすれば、最悪の万 が一を想定して避難区域を設定して全体を動かすべきと思うが、今回はとてつもないことになっており、避難するとなると住み慣れた土地を捨てていかないとい けない。離れていく人たちの重さがどれだけなのかと思うと途方にくれてしまう。逃げると生活が崩壊してしまうので、私は、どうしたらいいのかと立ち止まっ てしまう。
・こんなことにならないことをずっと願ってきたが、もはや手遅れなので、いい方向を少しでも探したい。
・菅首相は状況は徐々に安定化に向かっていると言ったが、私もそう願う。でもそう断言できない。このたたかいは何ヶ月も続くし、それに持ちこたえられるかどうか分からない。その状況でそのように言うというのはどういう神経をしているのかと思う。
・原子炉内の中性子のデータ、格納容器内の放射線量のデータ、二号機のサプレッションチェンバーの破損状態など、見てみたいデータはたくさんある。
・外付けの冷却回路を付けるという案を新聞で見たが、そういういろいろな方策が現場で進んでいるはず。
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