政府は11日、東京電力福島第1原子力発電所から半径20キロメートル以上で、積算の放射線量が高い地域(福島県の葛尾村、浪江町、飯舘村と、川俣町の一部、南相馬市の一部)を「計画的避難区域」に設定することを決めたということです。 これらの地域は事故発生から1年内に積算ベースで放射線量が20ミリシーベルトに達する恐れのある地域だからだということです。
計画的避難区域の地図はこちら↓
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E3E2E0828DE3E3E2E6E0E2E3E39F9FEAE2E2E2?n_cid=DSGGL001
10日に原子力安全委員会が外部被ばくの積算線量 (3月12日から4月5日まで のSPEEDIによる試算値)を発表しています。
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan022/siryo1-3.pdf
これを見ると、計画的避難区域では、すでに外部被ばくの積算線量が高めであることがわかります。
さまざまな専門家、NGO、独立系メディアは避難拡大を2週間以上前から訴えていました。原発の冷却系の復帰がだいぶ先になる以上、放射性物質は出続けているのに、どうして政府はすぐに動かないのか。どうしてぎりぎりまで被爆させるのか。私にはまったくもって理解できません。
0 件のコメント:
コメントを投稿