2011年3月31日木曜日

福島県飯舘村の高放射能検出関するIAEA、グリンピースの見解

IAEAもグリンピースも福島第一原発から30km圏外であっても、放射線量の高いところからは避難すべきではないかという見解を示しています。

グリンピースの見解:
asahi.comより
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103300375.html

記事のポイント:
グリンピースは福島原発から北西40kmほどに位置する福島県飯舘村で27日に毎時8~10マイクロシーベルトを観測したことを例に挙げ、「原発の30キロ圏外でも、放射線量の高い場所には、国が避難勧告を行うべきだ」との見解を示したということです。
また、汚染は同心円状には広がらないので、40km圏内全域ではなく、まず線量の高い地域から乳幼児・妊婦の避難を勧告しています。 

IAEAの見解:

読売オンラインより
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38904

(上記より抜粋、傍線筆者)
国際原子力機関(IAEA)のデニ・フロリ事務次長は30日の記者会見で、福島第一原発から北西約40キロにある福島県飯舘村で、IAEAの避難基準を超す高いレベルの放射性物質が検出されたとして、日本側に懸念を伝え、住民の避難が必要かどうか検討するよう助言したと明らかにした。
IAEAは今月18~26日、同原発周辺の各地で土壌の放射性物質(ヨウ素131とセシウム137)の量を調べ、飯舘村で1平方メートル当たり200万ベクレルを検出した。これは、IAEAの定める避難指示基準の約2倍に当たるという。
日本政府は同原発の半径20キロ・メートル圏内の住民に避難を指示、同20~30キロ・メートルで自主避難を促している。日本政府はIAEAから事実上、この避難指示範囲の見直しも視野に入れるよう促されたといえる。

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