2011年6月6日月曜日

記者会見:ブルーノ・シャレイロン・クリラッド(CRIIRAD)研究所長 2011.6.1

チェルノブイリ原発事故後に設立され、放射能汚染と原子力に関する危険性について調査し、市民への情報提供を目的とした独立団体であるCRIIRADの所長の(福島を現地調査しての)記者会見です。(記者会見は日本語とフランス語です)

Commission de Recherche et d'Information Indépendantes sur la Radioactivité, or CRIIRAD, a French NGO which specializes in the analysis of radioactivity in the environment, came to Fukushima to monitor radioactivity. CRIIRAD was created in the aftermath of the Chernobyl catastrophe on April 26, 1986. (The press conference is IN FRENCH, and JAPANESE)




http://www.youtube.com/watch?v=qq11XxEaAIoより一部抜粋:
福島県の放射能汚染状況を現地調査したフランスの放射能測定調査民間機関、クリラッド(CRIIRAD、放射能調査情報提供独立委員会)のシャレイロン氏が記者会見し、福­島第一原発事故による放射能汚染の現状報告と対策を話した。

≪日本政府の年間20ミリシーベルトの許容基準は高すぎる。もっと低い値に設定すべきだ≫

シャレイロン氏は、原発事故後、日本の市民には放射線の情報が与えられず、放射能から守られていなかった、と指摘した。これまでに市民が、外部被ばくや内部被ばくでどれだ­けの放射線を被ばくしたのかを把握するよう求めた。シャレイロン氏によると、通常の被ばく線量上限は年間1ミリシーベルトだが、日立市で測定したところ、1日12時間、屋­外にいると12カ月間で1ミリシーベルトを超えることになるという。福島市でも、「地上1メートルの地点で通常の10倍から20倍の値を測定した」という。市民が自分たち­で放射線量を測定すると政府に許容量を引き下げるよう求める足掛かりになる、と説明した。また福島第一原発から放出され続けている放射能を常時測定するシステムがないこと­にも疑問を呈した。

司会 日本記者クラブ企画委員 会田弘継(共同通信)

クリラッドのホームページにある福島第一原発事故の日本語訳サイト


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