2011年6月27日月曜日

環境省、地熱発電を後押し!

日本の地熱発電、いろいろクリアすべきハードルはありそうだけど、もう少し開発の余地はありそうです。

産経ニュースより(青字化筆者)

地熱発電を後押し 国立公園の規制など環境省が緩和検討

2011.6.27 20:52
原子力発電所事故に伴う電力不足の中で、安定的な再生可能エネルギーとして期待される地熱 発電の開発を後押しするため、環境省が規制緩和に乗り出す。火山国の日本には、地熱発電に使われる熱水資源が豊富にあるが、国立公園や温泉地に多いことか ら規制に阻まれ、開発が遅れている。同省は28日に自然公園法、7月1日には温泉法のあり方について検討する専門家組織を立ち上げ、来春までに規制緩和策 をまとめる。
自然公園法は、自然環境や景観保護のため、国立公園などでの発電関連設備の設置を規制している。しかし、公園の規制区域外か ら、斜めに掘削して地下の熱水を取り出す技術開発が進み、発電設備の大部分が区域外に設置できるようになってきた。そこで、「地熱発電事業に係る自然環境 検討会」を立ち上げ、規制を再検討することにした。
一方、7月1日には「地熱発電事業に係る温泉・地下水への影響検討会」を設置し、温泉法の運用基準を見直す。
地熱発電開発は、既存の温泉街などの反対が強く、温泉法も周辺施設に影響を与えないよう定めている。事業許可は都道府県知事が行うが、決定に時間がかかるとの批判があり、地熱発電に特化した参考指針を今秋までに策定する。
国内には、3300万キロワット規模の熱水資源に対し、推計で原発10基分(1400万キロワット)の出力が可能な地熱発電所の開発地点があるが、現在の出力は約54万キロワットにとどまっている。

0 件のコメント: