下記リンクで見られます。必見です。
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d110704_0
ただ、おそらく7/14,15日くらいまでしか見られないと思うので、とても重要と思うポイントについてまとめておきました。また、番組のHPにまとめも出るはずです。
内部被ばくは数値が低いといって安心できないこと、政府の中には、原発、放射能と共存するために汚染のひどいものとそうでないものを混ぜて、みんなで汚染と共存しようという考え方をある程度必要と見ていることがわかります。本当に恐ろしい。
Q:福島市の子ども10人の尿からセシウムが出た件(セシウム134が最大1.13ベクレル/ℓ、セシウム137が最大1.30ベクレル/ℓ)について値が微量なため健康に影響がないと言われているが本当にそうなのか?
A:北海道がんセンター院長 西尾正道氏
・シーベルトに換算するとそんなに小さな数字ではない。
・微量の放射性物質が体に留まるということは、その留まった箇所にはずっと影響を与える。数値が小さく出るのは、体全部に対して平均するからである。見かけ上の数値は小さくなる。ただ、体のある部分に残留している放射線の影響はしっかりある。その部分で、ガン化したり、細胞に異常をきたしたりすることは十分にある。数字が小さいからたいしたことがないとは言えない。それが外部被ばくと内部被ばくの決定的な違い。
・また、事故から100日経ってから、測定したということは、体の中の放射線の96%はすぐになくなってしまっている。その分の被ばくは隠してしまったということになる。
・現在50~60代の人は過去の核実験やチェリノブイリなどの影響で検査すればセシウムは未だに微量に出るが、子どもから出るのは異常。福島原発による内部被ばくをしているとしっかり認識すべし。
Q:チェリノブイリの視察をして学んだことは?
A:農林水産副大臣 篠原孝氏
・チェリノブイリ事故後、非常に神経を使っていたのは吸引による内部被ばく。農作地帯では作付け制限をしたが、それは食べられるものができないというだけでなく、農民が放射能を帯びた粉塵を吸い込むことを避けるため。
・砂埃を吸い込むことには非常に気をつけなければならない。日本は雨が多いから、それほど砂埃は上がらないが、学校の校庭などはかちんかちんなので砂埃が上がる。
・チェリノブイリ事故当時、キエフにいた子ども24万人(小学生・中学生全員)は3ヶ月保養地に原発疎開をしていた。
Q:日本でも原発疎開すべきか?
A:北海道がんセンター院長 西尾正道氏
日本でも詳細な放射線の実測値を出して、各家庭が家族構成に合わせて一時避難できるようにすべし。
Q:子どもの給食について。
A:農林水産副大臣 篠原孝氏
農林水産省は「福島を食べて応援」と言っているが、それは子どもたちにはあてはめるべきではない。大人たちはある程度、原発、放射能と共存しなければならない。
日本じゃ到底無理だが、ウクライナでは汚染の激しい牛乳とそうじゃない牛乳を混ぜて、ミルク、バター、チーズを作っている。混ぜて放射能の濃度を薄くなるからいいわけです。そういう「知恵」も必要だと言われている。なぜかというと、汚染された土地で一切農業をやってはいけないというのは酷ですから。日本では倫理的に許されないことだろうが、ウクライナでは放射能と共存するための「知恵」として認められている。そういう「知恵」も必要だと思う。我々は放射能に対してすごい拒絶感があるわけですが、相当汚染された国ではもう仕方がないと。
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