時事通信より(青字化筆者)
1日から食品新基準=放射性セシウム、厳格化-魚・肉・野菜100ベクレル

新基準は、東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月に設定された暫定規制値より大幅に厳 格化され、肉や魚、野菜は暫定値の1キロ当たり500ベクレルから100ベクレルとなる。基準値を超えた食品が流通しないよう、厚生労働省は自治体に検査 強化を求めている。
暫定規制値では食品を5分類し、「肉・卵・魚・その他」「野菜類」「穀類」を1キロ当たり500ベクレル、「牛乳・乳製品」 「水」を200ベクレルとしていた。新基準値は子どもに配慮して「乳児用食品」(50ベクレル)の区分を新設。「牛乳」も50ベクレルにし、その他の「一 般食品」(100ベクレル)と「水」(10ベクレル)を合わせて計4分類とした。
流通期間が長いコメと牛肉には経過措置を設けて10月から新基準を適用。 大豆も来年1月に切り替える。(2012/03/31-14:51)
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ちなみに3月で100ベクレルを超えた食品は377件で、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の10都県の57品目。最も多いのが魚類。
中日新聞より(青字化筆者)
食品100ベクレル超、3月は377件
2012年3月31日 23時05分
食品中の放射性セシウムの新基準値が1日から適用される。肉や魚、穀類など一般食品の1キログラム当たりの新基準値は100ベクレル、水道水や ペットボトルの水は10ベクレル、子どもへの配慮から牛乳と乳児用食品は50ベクレル。東京電力福島第1原発事故後の昨年3月に設定された暫定規制値より 大幅に厳しくなる。新基準値を超えた食品は出荷停止の対象となる。
厚生労働省が3月1~30日に公表した自治体の食品の検査結果を本紙が集計したところ、一般食品で100ベクレルを超えたのは、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の10都県の57品目377件に上った。
このうち暫定規制値(500ベクレル)超えは、岩手、宮城、福島、茨城、山形の5県の15品目42件。新基準値の適用で出荷停止の対象となる品目や地域は増えるとみられる。
100ベクレル超えが最も多いのが福島で40品目168件。次いで茨城が18品目53件、群馬が7品目47件、栃木が7品目38件。千葉は5品目27件、東京は1品目1件。
100ベクレルを超えた品目の内訳では、魚類が36品目で最多。ヒラメやカレイ、スズキなど福島県沖のものが多いが、茨城や栃木、群馬などの海や川の水産 物も含まれた。野菜類は加工したものを含め9品目で、シイタケやタケノコなど。肉類は牛肉や野生動物のイノシシやヤマドリなど7品目だった。
国は新基準値の半分の50ベクレルを超えた品目の検査を強化するよう、福島や関東1都6県など17都県に要請している。50超~100ベクレルの品目はさらに多く、自治体はきめ細かな対応を迫られる。
牛肉やコメは経過措置があり、10月から新基準値が適用される。
(中日新聞)
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