2013年1月27日日曜日

東電、フクイチの汚染水を海に放出の考え

東電が、フクイチにたまっている汚染水を海に捨てたいと言っています。濃度を下げる処理し、漁業関係者から同意を得てからと言ってはいるものの、もし実行したら、海がどうなってしまうのか、とても心配です。

放出となると、今でさえかなり厳しい東北や北関東の太平洋側の漁業は事実上廃業になってしまうのではないでしょうか。もちろん漁業関係者は大反対ですが。海はつながっているので、汚染の拡大は福島近海だけではすまされないでしょう。

最終的な処分方法が決まらないまま、汚染水は増える一方。こうなることは初めてわかっていたのでしょうが、結局海に捨てるという方法しか考えてなかったのでしょうか、東電は。

日テレnews24より
東京電力 汚染水濃度下げ海に放出の考え(福島県)
東京電力は、第一原発の中に溜まり続けている汚染水について、濃度を下げる処理をし、漁業関係者などの同意を得た上で海に放出する考えを明らかにした。
第一原発では、放射性物質で汚染された水が溜まり続けていて、東電は敷地内のタンクを増設して管理している。
東電は、きのう原子力規制委員会に対し、汚染の濃度を下げる処理をした上で海に放出する対策案を説明した。
東電は、漁業関係者などの了解が得られなければ海への放出はしないことを強調しているが、タンクの増設はいずれ限界に達する可能性があるだけでなく、敷地内に溜まり続ける汚染水の最終的な処分の方法は見通しが立っていない。
[ 1/25 19:57 福島中央テレビ]
----------------------------------------------------




福島民報より

漁業関係者怒り 東電の汚染水処理方針

東京電力が24日、福島第一原発の放射性物質を含んだ汚染水について処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにしたことに対して、県内の漁業関係者からは怒りの声が上がった。
 県漁連の野崎哲会長は「多核種除去設備(ALPS)の稼働については以前から容認できないと東電に伝えている。東電から正式な報告は受けていないが今後も反対の姿勢に変わりはない」と強調した。
  いわき市漁協は22日に試験操業検討委員会を開き、底曳部会が提案した試験操業の9月開始を目標とする案を了承している。県漁業協同組合青壮年部連絡協議 会長で市漁協に所属する吉田康男さん(45)=同市久之浜町=は「原発事故から2年近くたって試験操業に向けてようやくスタートラインに立てたばかりだ。 到底、受け入れられる話ではない」と憤る。
 相馬双葉漁協は本県沖での漁業再開を目指して昨年6月から試験操業を続けている。遠藤和則総務部長(57)は「たとえ処理済みだとしても汚染水を再び海に流すなんて言語道断。漁業者の思いを踏みにじる対応で、受け入れられるわけがない」と反発している。
カテゴリー:主要

0 件のコメント: